寝不足とトレーニング精度の関係性について
- 2015/10/5
日本人は先進国の中でも特に睡眠時間が少ないと言われます。
睡眠不足は様々なマイナスの影響を私たちにもたらしますが、
今回は睡眠不足とトレーニングとの関係性についてご紹介をいたします。
目次
寝なければ、身体は回復をしない
疲労回復効果のあるとされる食品やサプリメントや着圧系のスポーツウェアなど、
疲労をいかに取るかと言う事は多くの人が興味関心を寄せる事ではありますが、
最終的にはいかに良い睡眠を取れるかどうかがカギになってきます。
身体だけではなく、脳も疲労する
人間は脳から身体の諸器官を動かすための命令を出しています。
トレーニング中も脳から絶えず筋肉に対して信号が出ていますが、
寝不足によって脳が疲労している状態であれば、その信号が弱く出る可能性があります。
そうすると、トレーニングの質が低下したり、ぼーっとしててアクシデントが起こったりします。
それらを防ぐためにも睡眠で疲労を取る必要があります。
身体の成長のスピードの低下
「寝る子は育つ」と言われますが、人間は睡眠中に成長ホルモンが分泌され、
傷ついた身体の組織の回復と成長・強化が行われます。
寝不足であれば回復や成長が遅くなってしまいます。
しかし、睡眠時間を増やしたいが増やせない状況と言う方も多いはずです。
時間を増やすのが難しければ、睡眠の「質」を高めてカバーをしましょう。
続いて、質を高めるためのポイントをご紹介します。
入浴をする
疲れていると湯船に浸かるのが面倒だからシャワーだけで済ませてしまう事がありますが、
湯船に浸かる事で副交感神経を優位にさせてリラックス効果を得たり、
血液の循環を良くする事で体内の疲労物質の除去効率を高めるなど、
シャワーのみよりも入浴をする方が良い作用があります。
ストレッチをする
ストレッチは血流の改善を図ったりするだけではなく、
副交感神経を優位にしてリラックス効果も得る事もポイントです。
入浴後の身体の温まった状態でストレッチを行えば、更に効果がアップするでしょう。
寝具にも目を向ける
限られた睡眠時間、目覚まし時計が鳴るまで起きないのが理想です。
寝苦しかったりして夜中に起きる事はもったいないですから、
枕や布団など、快適に寝られる寝具を用意する事と同時に
汗を吸いやすくて着心地の良い服を着るようにしましょう。
もし予算があれば、リカバリー系のスポーツインナーを着用するのも良いでしょう。
日中に仮眠が出来たらする
もしお昼休みで食事を済ませた後に5分・10分でも時間があれば、
目を閉じてリラックスするだけでも良いので仮眠を取る事も良いでしょう。
頭がすっきりして午後の仕事もはかどります。
最後に、疲れてはいるもののトレーニングをする際のポイントをご紹介します。
普段よりもボリュームを減らす
いつもは4セット行う所を3セットに抑えたり、
重量を若干軽くして良いフォームでエクササイズが行えているかをチェックするなど、
疲労していない時とトレーニングの内容に若干の変化を加えましょう。
クールダウンの時間を長めにする
先述のストレッチと重なりますが、身体のケアに時間をかけましょう。
ヨガのレッスンに参加するのも良いでしょう。
最後に
疲れているなら、休む事もトレーニングです。