あなたは大丈夫?サルコペニア肥満に警鐘を鳴らす!

  • 2015/3/29

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メタボな腹

「メタボ」と言う言葉は広く日本に知られるようになった言葉です。
お腹周りをすっきりさせたい方が多いのも一つの要因でしょう。
しかし、まだ「サルコペニア」と言うワードは広まっていません。
今回はもしかするとメタボよりも更にリスクの高い可能性がある「サルコペニア」についてご紹介します。

サルコペニアとは

サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉の老化現象の一つです。
よく「歳をとって足腰が弱くなってきた」と言う言葉を年配の方がおっしゃいます。
人間の筋肉は30代頭からその老化現象がスタートします。
1年間に約1パーセントの筋肉量の減少。それがサルコペニアです。
わずか1パーセントだからとあなどってはいけません。
人間の筋力は筋肉の断面積に比例をします。
簡単に言えば、腕が太い人は腕力があり、脚が太い人は脚力があります。
それが細くなればなるほど発揮される力は低くなります。
その1パーセントが積み重なれば結果として筋肉の断面積が小さくなり、
結果として筋力が低下し、足腰が弱くなります。
膝や足首周辺の関節の痛みが発生したり、杖をつかないといけなくなったり、
物に掴まらないと立ち上がれない、最悪は車いす・寝たきりのリスクもあります。
それを予防するため、今健康産業や予防医学・介護産業では運動でそれを防ごうと様々な運動の方法を発信しています。

歩けるし、階段も登れる、走れるからそんなのは関係ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、サルコペニアによって筋肉のサイズが減少すると言う事は、基礎代謝が減る事を意味します。
基礎代謝が減れば、消費するカロリーが減ります。
消費するカロリーが減るのを知らず、食事量が変わらなければ体重は増えます。
結果として、知らず知らずの間に肥満体になってしまいます。

どうすればサルコペニアを防げるのか?

サルコペニアは防げません。必ず毎年1パーセントの筋肉量の減少は起きます。
しかし、運動(トレーニング)により毎年1パーセントの筋肉を増やせればプラスマイナスゼロになります。
もし2パーセントの筋肉を増加する事が出来れば、結果として筋肉量が増えて基礎代謝は高まります。
日常的に運動を行い、それを継続する事によってサルコペニアに伴う肥満のリスクを減らす事へ繋がります。

現代生活が便利になり過ぎているため、私たちは意識をして身体を動かす必要があります。
時間が取れるならばフィットネスクラブに通うも良し、
時間や金銭的に問題があれば、早起きしてウォーキングやジョギングをしたり、
徒歩や自転車で移動可能な距離なら車を使わないようにするなど、
日常生活の中に身体を動かす時間を入れる事が非常に重要になってきます。

まとめ

運動が嫌い、通勤は電車や車。
仕事中も身体をほとんど動かす事はなく、食事は昔と変わらず。
そのような生活を続けると、順調に筋肉量が減り、基礎代謝が減り、肥満へ近づきます。
その負の連鎖を断ち切るためには、身体を動かす以外にありません。


この記事の著者

筋トレ計画チーム

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