トレーニーがプロテインを飲んでいる本当の理由
- 2013/11/30
「プロテイン」は「たんぱく質」の英語読みです。
肉・魚・卵・豆・乳製品などに多く含まれるたんぱく質を抽出して粉末にしたものです。
さとうきびを加工して砂糖を製造するような感覚です。
プロテインは薬ではなく、たんぱく質の塊だと思ってください。
今日もジムのロッカーではトレーニングを終えた人たちが
粉末のプロテインに水を加えて容器をシェイクしているはずです。
人によってはパウチに入ったゼリータイプの方もいたりします。
なぜ食事で摂取する事が出来るたんぱく質をサプリメントで摂取するのか?
今回はプロテインを飲んでいる様々な理由についてご紹介いたします。
目次
プロテインは持ち運びが手軽
プロテインは軽くて、少量、常温保存が可能です。
ジムのロッカーに肉や魚などを入れて長時間トレーニングをするのは困難です。
冷蔵保存でないと痛む食品も多いことも、プロテインが選ばれる理由の一つです。
カロリーオーバーを防ぐ
サプリメントメーカーさんの冊子やトレーニング雑誌などでも
筋肉を発達させるには体重(kg)の2~3倍の量のたんぱく質が必要と表現をしています。
例えば体重が70kgだったら、一日に140~210gのたんぱく質を取る事になります。
これを全て牛乳で摂取しようとすると、約4~6リットルも飲む必要になりますが、
2760~4140Kcalものカロリーを摂取することになります。
プロテインは脂質などの余計なものをほとんど含んでいないので、
良質のたんぱく質のみを効率良く摂取する事が出来ます。
カロリーも120~130Kcal前後と少ないのも特徴です。
消化吸収の効率
プロテインはたんぱく質の分子が小さい状態で摂取するので、
通常の食事を摂って体の中で消化吸収されるのよりも早いのが特徴です。
トレーニングで傷ついた筋肉に対して素早く修復材料であるたんぱく質を送るには、
プロテインを飲んだ方がスピーディーだと言えます。
ジムの施設内での飲食マナー
ジムによって飲食のルールと言うのは異なります。
特定のエリアなら持ち込んでの飲食はOKと言う施設もあれば、
飲み物以外は全てNGと言う施設もあります。
特にロッカールームは衛生上、飲食関係が厳しいエリアです。
洗面台付近以外で飲み物を飲むことを禁止する施設もあったりします。
通常の食事では引っかかっても、プロテインはクリアする事ができます。
食事だけではたんぱく質を取りきれない事がある
先述の体重の2~3倍のたんぱく質を食事だけで摂取するのは、結構難しいです。
サプリメントは「不足しているものを補うもの」と言う意味で、
本当なら食事で体が必要とする一日あたりのたんぱく質を摂取する事が理想ですが、
足りない分をプロテインで補うトレーニーは多いです。
たんぱく質の一回当たりの吸収量に限界がある
もし一日に必要なたんぱく質を含む食事を一食で食べたとしても、
人間の体が一回の食事で吸収できるたんぱく質の量はあまり多くありません。
プロテインを間食の際に飲んだりするなど、こまめにたんぱく質を摂取した方が効率的であると言えます。
まとめ
食事で体が必要とするたんぱく質を摂取することが理想ではありますが、
様々な理由でプロテインを使った方が効率的な場合もあります。
ただし、あくまでサプリメント=足りないものを補うものなので、
通常の食事をきちんと食べることも大切です。