なぜ、日本の女性は筋トレが嫌いなのか
- 2015/10/20
フィットネスクラブで運動をしていると、有酸素運動系のマシンのみ使う方や、
スタジオレッスンのみ参加すると言う女性は結構多くいると思います。
しかし、筋トレをみっちりとやる女性はかなり少ないと思います。
結論から言えば、女性が筋トレをしても短期間でムキムキにはなりません。
むしろトレーニングをした方がボディラインはキレイに見えるようになります。
が、しかし、日本人女性は筋トレを嫌う傾向にあります。
今回は女性の方々に筋トレをするメリットをたくさんご紹介します。
「モデル体型」は「標準体型」ではない!
多くの女性はモデルや女優さんの様なスレンダーな体型に憧る傾向にありますが、
現在海外ではやせ過ぎているモデルはダメと言う風潮が起きています。
無理をしてやせようとすると、ホルモンバランスが崩れたり、骨がもろくなるなど、
歳を重ねて行った時に取り返しのつかないしっぺ返しを受ける可能性があります。
以前に元モデル・結婚を機に引退し、現在は妊娠希望中という方がいました。
彼女の所属していた事務所の社長は「BMI」が18.5を下回ったら仕事を与えないと言う方だったそうです。
このBMIとは、体重を身長(メートル)で2回割って出される数値で、18.5を下回ると「やせている」と言う判定になります。
海外でもこのBMIが低すぎる事に対して警鐘を鳴らしています。
筋肉が無いモデルはキレイに見えない!
元モデルさんだけではなく、現役のモデルさんのトレーニングも対応した事がありますが、
トレーニングを積み重ねて行くと、のっぺりしていた肩・腕回りの筋肉に立体感が出てきました。
立体感が出るとムキムキに見えると思いきや、こちらの方がキレイに見えるのです。
ただ細いだけではボディラインは単に貧相に見えてしまいます。
そう簡単に筋肉はつかない
トレーニングの効果は3カ月で出てくると良く言われますが、筋骨隆々にはなりません。
女性は女性ホルモンの作用によってムキムキにはそう簡単にならないようになっています。
女性のボディビルダーは超ハードなトレーニングをほぼ毎日・何年も積み重ねた結果です。
週に2~3回のトレーニングを3カ月位なら全く問題ありません。
精神的限界
肉体が100の力を本来は出せるけれども、肉体が壊れないように精神がリミッター(ブレーキ)をかけています。
男性と比べて女性の方がそのリミッターが早く作動する傾向にあります。
男性は自分の限界まで追い込める傾向にありますが、女性は限界の70~80%位で諦めてしまいます。
これは妊娠・出産をすると言う女性の機能による影響なのでしょうか、
それとも「か弱い方が男性に守ってもらえる」と言う思いこみなのでしょうか。
私はそういうクライアントには「自分に甘えちゃ効果は出ないよ」と追い込ませます。
まとめ
トレーニング=筋肉ムキムキというイメージがあるのか、
女性はトレーニングを敬遠しがちですが、キレイな身体を作りたいのならば、
トレーニングをする事が最短距離である事に間違いはありません。