糖質制限中の方は注意!プロテインバーに含まれる隠れた糖質とは?
- 2018/2/16
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突然ですが、あなたは糖質制限ダイエット中などにプロテインバーを食べたりしていませんか?
実はそれってプロテインバーの種類によっては、あまりよくないことなんです…。
海外のプロテインバーで「SUGAR1g FIBER15g PROTEIN20g」などと表記していることがよくありますよね。
※SUGAR:砂糖 FIBER:食物繊維 PROTEIN:タンパク質
これを見ると含まれている糖質はわずかで、食物繊維とタンパク質を豊富に含んでいるように思えます。
しかしこれをそのまま鵜呑みにして
「砂糖が1gだけなんだ!これなら太らなそうだね♪」
と思ってしまった方は要注意ですよ…!
たしかに砂糖として含まれている糖質は1gかもしれませんが、含まれている食物繊維が「隠れた糖質」だったりするんです。
というのも海外では、本来食物繊維でない「イソマルトオリゴ糖」を食物繊維として表記してしまうことがあるんですね。
これは栄養成分表示ルールの違いがあるからなのですが、他の糖質と同程度のカロリーがあるため注意が必要なんです(^^;;
低糖質だと思って食べていたのに、これではショックですよね…。
そこで今回はそんな海外製のプロテインバーに含まれる糖質について、くわしく解説していきます。
「低糖質プロテインバーを食べているのに、なかなか痩せない…。」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
それでは参ります!
【糖質制限中は注意!】
プロテインバーの糖質
冒頭でも紹介しましたが海外製のプロテインバーでは、本来食物繊維ではない「イソマルトオリゴ糖」が、食物繊維として表記されていることがよくあります。
このイソマルトオリゴ糖は、海外製の低糖質プロテインバーではかなりの確率で使われているため注意が必要です。
ではそもそも、イソマルトオリゴ糖とはどんなものなんでしょうか?
イソマルトオリゴ糖とは?
イソマルトオリゴ糖はデンプンを酵素などで部分的に分解するとできるオリゴ糖の一種で、食物繊維と同じようなプレバイオティクス作用があります。
摂取しても消化されにくく、腸まで届いて腸内細菌のエサになり、整腸作用など健康に有益にはたらくもの
1日10g以上を摂取することで、腸内で善玉菌としてはたらく「ビフィズス菌」を増加させることが確認されており腸内環境の改善に効果的なんです。
またイソマルトオリゴ糖が含まれていることで、まろやかな甘みやしっとりとした食感をもたらすなど、プロテインバーの風味の向上にも役立ちます。
このイイ効果だけなら良いのですが、実は1gあたり約3kcalがあるんです。
一般的な糖質は1gあたり4kcalなので、あまり変わりませんね(^^;;
そのため低糖質だと思って、気にせずにバクバク食べていると余計なカロリー摂取につながり、痩せるどころか逆に太ってしまうんです…。
高品質かつ低価格の国産サプリメントブランド「バルクスポーツ」のCEOで、栄養の専門家でもあるデービッドホルトン氏もこのように述べています。
低糖プロテインバーで糖分の代替として使われる主な成分はIMO(イソマルトオリゴ糖)だが、成分表示「食物繊維15g、糖質1g」は誤解を招く恐れ。プレバイオティクス作用もあるIMOは米国では食物繊維と表示されるが、約3cal/gのため減量中は注意。IMOが糖質と分析され、表示変更を強いられたメーカーも。 pic.twitter.com/zgtufPD0ke
— David Halton (@DavidHalton) 2018年1月29日
本来食物繊維ではないのに、海外では食物繊維として表記されてしまうイソマルトオリゴ糖。
他の糖質と同程度のカロリーがあるにも関わらず、食物繊維として表記されててはややこしいですよね。
実はこのことで海外製プロテインバーとして有名な「クエストバー」では、訴訟にまで発展しています。
海外でおきた
プロテインバーの訴訟
2013年にクエストバーにこのイソマルトオリゴ糖が含まれていることで、実際のカロリーがパッケージ表示よりも高いのではないかという疑惑が上がりました。
参照:『Isomaltooligosaccharide(IMO Fiber):A Fraudulent”Fiber”?』
食物繊維のカロリーは1gあたりで2kcalとされていますが、実際に計算してみると数値が合わなかったんですね(^^;;
このことで原告側は「クエストバーはカロリーを20%少なく、食物繊維を750%以上誇張して表記していた」として販売元のクエストニュートリションを訴えたんです。
このクエストバーをめぐる訴訟、最終的には
- 裁判を機に、FDA(アメリカ食品医薬品局)が栄養表示の基準を見直したこと
- 販売元がイソマルトオリゴ糖から可溶性トウモロコシ繊維に切り替えたこと
で落ち着きました。
イソマルトオリゴ糖は、たしかに食物繊維と同様にプレバイオティクスとしてはたらきます。
ですが「カロリーもしっかりとある」ということも、おさえておきましょうね!
グリセリンのカロリーにも
注意しておこう
プロテインバーを摂取する上では、海外製に高い確率で含まれている「グリセリン」にも注意が必要です。
グリセリンは「糖アルコール」と呼ばれる糖質の一種で甘みがあります。
砂糖などと同じ糖質ではあるものの、摂取しても消化吸収されにくいため、低カロリーの甘味料として使われる。グリセリンやキシリトール、エリスリトールなどがこれにあたる。
さらにグリセリンは水分を保持する特徴があるため、プロテインバーの食感の改善のために使われていることが多いです。
海外製の低糖質プロテインバーのほとんどに、このグリセリンが使われていると言っても過言ではありません。
グリセリンはそもそも私たちの体内にも存在するもので、摂取しても害はなく安全です。
しかし他の糖質と同じ1gあたり4kcalあるため、グリセリンも隠れた糖質として気をつけておきましょう!
参照:『Glycerol – Sugar and Sweetener Guide』
さいごに
いかがでしたか?
今回は海外製のプロテインバーに含まれる糖質について紹介しました。
海外のプロテインバーは、含まれている糖質が少なく見えるように表記されているものが多いです。
ですがパッケージに表示されているほかにも、隠れた糖質として「イソマルトオリゴ糖」や「グリセリン」が含まれていることも多いため注意しておきましょう!
「低糖質だから食べても太らないよね♪」と思って食べ過ぎていると、余計なカロリーの摂取につながってしまいます。
たまに食べる程度なら問題にならないかもしれませんが、ダイエット中はとくに気をつけましょうね。
ただそうは言っても、やはりダイエット中でも甘いものが欲しくなりますよね。
そんな時にオススメなのが「WPIプロテイン」です。
プロテインバーほどの手軽さはありませんが、プロテインの中でもとくに糖質や脂質がカットされていて太りにくいんですよ♪
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いかがでしたか?
プロテインバーは美味しく、持ち運びにも便利で手軽にタンパク質を摂れる優れもの。
たまに食べる程度なら問題にはならないので、プロテインバーとは賢く付き合っていきましょうね。