中学生にプロテインはOK?子供のプロテインとの正しい付き合い方
- 2018/4/11
「うちの子がプロテイン飲みたいって言ってるんだけど、中学生でも飲ませていいものなの?」
あなたは今、このように考えてはいませんか?
子供が中学校に上がり、運動部に入った。
そこで「筋肉をつけるためにプロテインを飲みたい!」って言ってきたけど、そもそもプロテインって中学生に飲ませていいものなのだろうか?
プロテインって筋肉ムキムキのボディビルダーが飲んでるイメージがあるし、何か副作用とかありそうだけど…。
たしかに自分が飲んだことがないものだと不安ですし、ましてや大切な子供によくわからないものを飲ませるのはイヤですよね。
また「成長期の子供にプロテインを飲ませると身長が止まる」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
まず結論から言ってしまうとプロテインは医薬品ではないため副作用が起きるということは考えにくく、身長の伸びが止まってしまうこともありません。
基本的に子供が栄養を摂取する場合、食に関する知識や正しい食習慣を身につける「食育」の観点から、食事でとることが重要です。
ですがそこでプロテインを食事の補助として活用することで、効率よく成長に必要な栄養を摂取できるんですよ。
今回はそんな中学生のプロテインとの付き合い方について、くわしく解説していきます。
あわせて中学生におすすめのプロテインやプロテインの飲み方についても紹介しますね。
この記事が「中学生の子供にプロテインを飲ませてもいいのかよくわからない」という方のお役に立てれば幸いです。
目次
プロテインって
そもそもどんなもの?
プロテインは「食品に含まれるタンパク質を取り出し、効率よく摂取できるようにしたもの」です。
そのため「飲むだけで筋肉がつく薬」ではありません。
もしお子さんが「飲むだけで筋肉がつくもの」と思っているようであれば、「体づくりに必要なタンパク質を効率よく摂れるものだよ」と伝えてあげてくださいね。
飲み方としては必要な量のタンパク質をまず食事から摂取し、足りない分をプロテインで補うというようなイメージです。
これは筋肉ムキムキのボディビルダーであっても、一般の人でも変わりません(^ ^)
では中学生の年代だと、どのくらいタンパク質が必要なのでしょうか?
子供のタンパク質摂取量
子供が1日に必要とするタンパク質の量は、以下の通りです。
年齢(歳) | 男性 推奨量 |
女性 推奨量 |
10~11 | 50g | 50g |
12~14 | 60g | 55g |
15~17 | 65g | 55g |
とくに中学生にあたる年代の12~14歳では男子で60g、女子で55gほど。
ここで「あれ、意外と少ない!」と思いませんでしたか?
たとえば肉100gでタンパク質約20g、Mサイズの卵ひとつで約6g、牛乳1杯で約7gなど身近な食品にも意外に多く含まれています。
この量であれば、3食しっかりと食事を取っていれば十分に足りそうな感じですよね!
とくにスポーツなどをやっていない、かつ食事でこの量が摂れているのであればプロテインは必要ありません。
ですがスポーツをしていて1日の活動量が他の子供よりも多い場合は、そのぶん必要量も多くなると思われます。
そのような時にプロテインで補ってあげるといいですよ(^ ^)
プロテインで
身長が止まるのはウソ
また「プロテインを飲んで身長が止まる」ということもありません。
よく「成長期に筋トレをすると身長が止まる」ということは耳にしますが、おそらくこれとごちゃ混ぜにされちゃってるんですね(^ ^;)
たしかに成長期の子供に重いバーベルを担がせて、限界まで追い込むような筋トレをさせてしまうと、関節や骨に負担がかかり身長の伸びに影響が出る可能性があります。
そして筋トレをしている人はプロテインを飲んでいることも多いため、混同されてしまったのかも知れません。
関節や骨にまで負担がかかるような激しい筋トレは避けるべきですが、一方でプロテインは身長を伸ばすのに役立つんですよ♪
身長を伸ばすのは
カルシウムだけじゃない
一般的に身長を伸ばすと言うと「カルシウム」が思いつきますよね!
ですがカルシウムは「骨を丈夫にする栄養素」なのはご存知でしたか?
実は骨が丈夫になることと、身長が伸びることはまったくの別物。
身長を伸ばすためには「骨を伸ばす」必要があるんです。
そこで役立つ栄養素が、プロテインの主成分である「タンパク質」というわけですね!
筋肉や皮膚、髪の毛や爪などはタンパク質からできていることがよく知られています。
ですがタンパク質は新しく骨を作り出すための材料としても使われるため、十分に摂取しておくと骨が伸びやすくなるんですよ(^ ^)
またあわせて摂っておきたいのが
- ビタミンD
- マグネシウム
の2つの栄養素。
ビタミンDは体に吸収されにくいカルシウムの吸収を助けるほか、新しい骨をつくるはたらきを整える効果があります。
マグネシウムに関してはカルシウムが骨に定着するのをサポートするなど、効率よく身長を伸ばすためには欠かせません。
「プロテインを飲むと身長が止まるんじゃない?」という心配はご無用です。
むしろプロテインなどで十分な量のタンパク質を補ってあげることで、身長が伸びやすくなると言えますね!
ここまでは中学生のプロテインとの付き合い方について紹介してきました。
中学生の栄養摂取は食事から摂ることが基本で、プロテインはあくまで補助的なもの。
運動部などでとくに活動量が多く「必要な分を食事で摂りきれない!」そのような場合に飲ませてあげましょう。
「プロテインで身長が止まる」ともよく言われますが、その心配もいらないので安心してくださいね。
ではプロテインを実際に飲ませるとして、次に気になるのがやはり「どのプロテインを飲ませればいいの?」ということではないでしょうか?
先ほども紹介しましたがプロテインは食品からタンパク質を取り出して効率よく摂取できるようにしたもの。
「子供用プロテイン」「大人用プロテイン」という区分はなく、どれも同じタンパク質で基本的にはどれを飲ませても大丈夫です。
ただそんなプロテインの中でも、子供の成長に必要な栄養素がプラスされたおすすめの製品があるので紹介していきますね!
【成長期の中学生にオススメ!】
ザバス ジュニアプロテイン
こちらザバスのジュニアプロテインではタンパク質に加えて、子供の成長に役立つ
- ビタミンD
- カルシウム
- マグネシウム
が配合されているため、成長期の中学生にはぴったりのプロテインと言えます。
ザバスのジュニアプロテイン1食分に含まれるタンパク質は6gほど。
推奨量の1日2杯を飲むことで、タンパク質12gを摂取することができます。
食事で摂りきれない分を補うのであればちょうどいいです(^ ^)
さらにザバスのジュニアプロテインでは
- 鉄
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
を摂取できることもポイント!
食事で不足しがちなビタミンとミネラルを、同時に摂れるのもうれしいですね(^ ^)
また1杯あたりどちらの味も50kcalほどで、普通に飲んでいる分には太る心配もありません。
こちらのパウダーすりきり2杯を、水もしくは牛乳150mlに溶かして飲みます。
少ない水で溶けてくれるのもうれしいですね!
プロテインを飲んで食事がとれなくなってしまっては本末転倒ですから…(^_^;)
プロテインパウダーを溶かす場合はこのような「プロテインシェイカー」があると、フタを閉めて振るだけなので便利です(^ ^)
もちろんコップなどにパウダーをいれて、水や牛乳をそそいで溶かしても問題ありません。
マスカット味は水でココア味は牛乳で、それぞれメーカーおすすめの作り方で溶かします。
マスカット味はすっぱくさわやかな香りで、運動後に飲んだら疲れが取れそうな印象です!
味をたとえると「ウィダーインゼリーのマスカット味をサラサラにして、すっぱさをプラスした」ような味。
今回は150mlの水で溶かしましたが、ちょっと多めの水に溶かして運動後の水分補給がわりにしてもいいかもしれませんね!
ココア味を溶かしてみると、見た目は牛乳多めのココアといった感じ。
香りに関してもココアより牛乳の方を強く感じます!
肝心の味はというと、甘さ強めのミルクココアのような味。
かなり甘めの味付けなので、甘いものが苦手な子には合わないかも知れません。
ただチョコやココアなどの味が好きな子なら、喜んで飲むのではないでしょうか(^ ^)
運動後というよりおやつ代わりに飲んだり、夜寝る前に飲むとちょうどいいと思いますよ。
ザバスのジュニアプロテインはタンパク質にプラスして子供の成長に役立つビタミンD、カルシウム、マグネシウムを配合。
さらには普段の食事で不足しがちなビタミン・ミネラルもまとめて摂れる。
またその味も美味しく、飲みやすい。
成長期の子供に飲ませるにはぴったりのプロテインと言えます♪
ザバスのジュニアプロテインを、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしょうか。
今回紹介したのはザバスのジュニアプロテインでしたが、こちらバルクスポーツというメーカーのプロテイン「ビッグホエイ」もオススメです。
またビッグホエイには
- ナチュラル
- ココアミルク
- イチゴミルク
- バナナミルク
- フレッシュミルク
- バニラアイス
- モモアイス
- ブルーベリーミルク
- ティラミス
- ストロベリーショートケーキ
- アーモンドチョコレート
の11種類もの味があり、選ぶ楽しみもあります(^ ^)
なかでもオススメなのがアーモンドチョコレート味。
アーモンドの香りの中にしっかりとチョコレートの甘さが感じられ、水でも非常においしく飲めるんです。
もしよろしければこちらも試してみてくださいね!
ではおすすめのプロテインを紹介したところで、プロテインの飲み方についても解説していきますね。
プロテインの飲み方は?
先ほどプロテインは水や牛乳で溶かして飲むことは紹介しましたが「お湯」で溶かして飲んでも構いません。
子供がプロテインを飲む場合は食事で足りない分のタンパク質を補うことが目的なので、飲みやすい方法で飲んでおきましょう。
ただあまりにも熱いお湯で溶かすのはNGです!
というのもあまりにも熱いお湯で溶かしてしまうと、プロテインがドロドロになって飲みづらくなってしまうんですね(^ ^;)
「お湯で溶かして飲みたい!」そのような場合は、ぬるま湯にしておくのがオススメです。
お湯で溶かして飲む場合は、プロテインシェイカーで作らないこともポイントです。
フタの閉まるプロテインシェイカーにお湯を入れてシェイクしてしまうと、中の圧力が高まり吹きこぼれにつながってしまうことも!
プロテインをお湯で作るときはコップで溶かすと安心ですよ(^ ^)
お湯以外でも、スポーツドリンクや100%ジュースなどで溶かして飲んでも大丈夫です!
プロテインはいつ飲むの?
飲むタイミングとしてはまず「運動後」がオススメです。
運動後はとくに体への栄養の取り込みが活発になっているほか、疲労回復も早まるためぜひとも飲んでおきたいタイミングです。
また間食におやつ代わりとして飲ませたり、夜寝る前に飲ませても問題ありません(^ ^)
さいごに
今回は中学生のプロテインとの付き合い方について解説してきました。
中学生の栄養摂取の基本は食事です。
ただスポーツをしているなど、ほかの子供よりも活動量が多いような場合はプロテインなどで補ってあげましょう。
またプロテインで身長が止まってしまうこともありません。
身長を伸ばすというとよくカルシウムを摂取することがすすめられますが、実はプロテインの主成分であるタンパク質も骨が伸びる材料として使われるため重要なんですね。
また身長を伸ばすには、ビタミンDとマグネシウムも一緒にとってあげるとより効果的です!
飲ませるプロテインとしては、ザバスのジュニアプロテインがオススメ。
タンパク質に加えて成長に必要なビタミンD、カルシウム、マグネシウムを同時に摂れるんですよ。
また不足しがちなビタミン・ミネラルも配合しています!
またバルクスポーツのビッグホエイもオススメです♪
1回分に約20gの豊富なタンパク質が含まれているほか、11種類で美味しく飲めることも魅力です(^ ^)
プロテインを飲む時には水や牛乳のほか、お湯や100%ジュース、スポーツドリンクで溶かして飲んでも問題ありません。
とくに運動後は体に栄養を取り込む働きが高まっており、回復の促進にもつながるのでぜひ飲んでおきましょう!
またおやつ代わりに飲ませたり、夜寝る前に飲ませても構いません。
いかがでしたか?
この記事が中学生にプロテインを飲ませてもいいかどうか気になっている方のお役に立てれば幸いです。