「成長期に筋肉をつけすぎると身長が伸びにくい説」の真実

  • 2014/3/8

「筋トレをすると、背が伸びなくなる」
と言う言葉を部活動の際などに聞いた経験のある方は多いと思います。
筋力トレーニングには様々な迷信が多くありますが、これもその一つです。
むしろ、成長的に積極的な筋トレによって身長は伸びると言う学説もあります。
今回はトレーニングが身長を伸ばす事の妨げではない事をご紹介いたします。

身長が伸びる要因

身長が伸びる要因は大きく4つ挙げられます。

遺伝

一つ目は「遺伝」です。
背が高い人の両親のどちらかは背が高い事が多い傾向にあります。

睡眠

二つ目は「睡眠」です。
昔からよく”寝る子は育つ”と言われますが、人間は睡眠時に成長ホルモンが分泌されます。
特に成長期は大量に分泌されるので、十分な睡眠を取る事が成長を促す事へ繋がります。

栄養

三つ目は「栄養」です。
骨の原材料はカルシウムと言うイメージが定着していますが、
カルシウム以外にマグネシウム・亜鉛などのミネラルやたんぱく質を十分に摂取する必要があります。
”牛乳を飲むと背が伸びやすい”と言われるのは、これらの栄養素が牛乳に多く含まれる事が由来かも知れません。
ただ、牛乳が苦手な体質の場合は他の食品で補っても問題はありません。

運動

最後は「運動」です。
運動をすることにより骨に刺激が加わり、その結果骨が成長して身長が伸びます。
また、運動によって成長ホルモンの分泌が促されます。

これらをまとめると、”運動をして、しっかり食べて、よく眠る”事が身長を伸ばすために重要であると言えます。

なぜ伸びにくいと言われるのか

では、この「運動」が「筋トレ」になると何故身長が伸びにくいと言われるのでしょうか?
筋トレをすると、筋肉が成長して骨を押さえつける力が強くなって、それが成長の妨げになるのではないかと疑問視された事もありますが、
成長期は骨の成長が筋肉の成長よりも旺盛ですから、妨げになる事は考えにくいです。
ですので、積極的に筋トレを行う事は問題ないと言えます。

筋肉を動かす事は骨を動かす事ですから、結果として骨に刺激が加わります。
これはバーベルやダンベルを持ち上げる動作、走ったりジャンプしたりする動作と一緒です。
負荷のかかり方が違うだけですし、バーベルを担いでスクワットをした際に身体へかかる負担は
バスケットボールやバレーボールのジャンプの着地よりも低いと言えるでしょう。

スキャモンの発育曲線

また、「スキャモンの発育曲線」と言うものがあります。
これは、20歳の時点で発育度を100%としたら、年齢によって4つの要素の発育の度合いが変わると言うものです。
特に筋肉の発達は第二次性徴期(中学生・思春期ごろ)から著しく高まってきます。
この時一緒に骨や内臓などの組織も発達し、身体が大人へと近づいて行きます。
骨が伸びれば、自然と筋肉も増えるように出来ています。

まとめ

成長期の筋トレはむしろ積極的に行った方が良いと言えます。
筋肉をつけても身長が伸びる事の妨げになる事はありません。
ただし、適切なフォームでのトレーニングを行う事はこの先ケガをしにくい身体を獲得するために非常に重要です。
自己流でのトレーニングではなく、専門の知識を持ったトレーナーの指導を受ける事をおすすめします。


この記事の著者

筋トレ計画チーム

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